施設長あいさつ

「その人らしく」を大切に

 特別養護老人ホーム「いはらの里」は、清水厚生病院の5、6階部分に併設された老人福祉施設です。全国初の病院併設型施設として、2009年5月に開設しました。「その人らしく」を大切にした個別ケアを進めながら、病院と密接に連携できる強みがあります。

 定員は122名。看護師や介護職員ら総勢62名の体制でケアしています。入所者様は静岡市など県内の80〜90歳代の人が多く、現在も多数の入所待機者様がおります。平均要介護度は3.64(令和4年3月末)です。2015年の介護報酬の改定以降、入所は原則として要介護度3以上となっており、認知症の人も少なくありません。

 「その人らしく生きること」を支援するのが「いはらの里」の理念であり、入所前の生活を理解し、一人ひとりに合った環境をできるだけ提供したいと考えています。

 「いはらの里」では、静岡県が推進する「身体拘束ゼロ宣言」を実践し、入所者様の人権・尊厳に配慮した介護を行っています。また、一日の過ごし方や食べ物の好き嫌い、家族・仕事などの生活歴や趣味・特技などをお聞きして、スタッフが入所者に合わせたケア行い、施設が“生活の場”としてより良いものになるように心掛けています。

 病院の中に施設があることで、医療との連携も密接です。病院の受診はエレベーターの移動で済み、入所者様の負担が少ないだけでなく、職員も施設を空ける時間が減り、その分他の人のケアにあたれる利点があります。月に4回は内科医師が回診を行う他、夜間も当直医がいるため、常に医師に相談できる安心感もあります。

 春はお花見、夏は七夕祭、回転ずし店や動物園にも行くなど、外出イベントを毎月企画しています。更に、入所者様が手足を動かし声を出すリハビリ体操や、紙芝居、ボール遊びなどのレクリエーションを毎日行っています。JAしみず女性部などのボランティアも受け入れ、地域の施設として地元の人たちとの連携・交流にも積極的です。